平成30年6月26日 定例勉強会リポート

映画「明日の記憶」~認知症について学ぶ~

場所:あいの実 レクチャーホール

映像による学習

介護の世界では避けては通れない認知症の問題。認知症に対する理解を深める事は、彼らとどう接したらよいかのヒントを与えてくれます。

参加者の声

  • 主人公の49歳の男性がアルツハイマー型認知症を患い、発症から施設へ入所するまでの本人と家族、職場での生活の変化が描かれていました。若年性アルツハイマー型認知症は進行が早く、映画の中でも発症から職場を辞めて家に入るまで1~2年位だったので急速な変化への対応が大変そうでした。在宅の方が症状が進みにくく、在宅での生活を5年程過ごされていましたが症状が進んでしまうと家族だけでの介護、支援は難しいと感じました。若年性のアルツハイマー型認知症の病状が進んでいくと記憶の消失と共に家族の負担が増えていき最後は家族の認識も出来なくなってしまうという状況が自分の家族にも起こり得る事なので、今から色々と考えておく必要があると感じました。
  • 本人は年齢が若いのに自分がアルツハイマー型認知症である事を認めなければいけない事、これまで生き甲斐だった仕事が少しずつできなくなること、家族への責任が果たせなくなること、不安や苦悩はとても大きいだろうと思います。周りの人は病気になって色々できなくなることに対するお世話よりも精神的なケアが本当に大切だと思います。家族の方も上手く感情のバランスをとって自分を追い詰めすぎないようにする事も大切なのかなと思いました。ご利用者様に加えてご家族にも気遣いの言葉をかけていけたらいいと思いました。
  • 認知症になっていても喜怒哀楽等の感情は覚えているので、失敗してしまった、怒られた、傷つけられた、傷つけてしまったといった負の感情は心配や不安として残る。そのような時はなるべく心配や不安を取り除く声掛けや介助ができれば良いと思いました。家族の大変さも学べたので、時々気分転換をしていただく等のアドバイスも出来るといいと思いました。
  • 個人的に映画館でも鑑賞し3回目の視聴でしたが、視聴する度に新たな発見があり、今回はラストシーンで認知症のご主人が妻の顔を忘れてしまう場面“ご主人の人格との別れ”ということなのか・・・残酷で悲しい場面と感じました。本人の感情の起伏がよく描かれていて感情はそのまま残るということが良く分かりました。