ふれあい体操 − 愛情いっぱいのふれあいを通して子どもの身体感覚にはたらきかける

「ふれあい体操」をご存知ですか?


NPOあいの実では、静的弛緩誘導法を元にした「ふれあい体操」をサービスに取り入れています。多くの特別支援学校、障がい者施設、療育センター、家庭でふれあい体操を活用した取り組みが行われてきました。

体操といってもラジオ体操のようなものではありません。子どもに声をかけて対話しながらマッサージのように手や足に触れていく手技です。

脳に働きかける体操

ふれあい体操研修会が各地で開催されてきました。

“子供の身体にふれて、頭の中に働きかけ、やりとししていくということがよくわかりました”

研修に参加された方の声です。単に身体を動かしたりふれたりすということではなく、触れることにより脳に働きかけます

「ふれあい体操」によって、拘縮が徐々に解けたり、食事がもっと楽に摂れたり、笑顔がでてきたりしていきます。それは自転車が乗れるようになる過程に似ています。全く知らない世界に子供が接し、からだを動かす方法を繰り返しによって獲得していきます。積極的な気持ちを育み、達成した時に新たな世界が広がります。

ふれあい体操に関する書籍の著書がある丹羽先生の言葉です。

十一年目に中学部で担当した生徒は、特に障がいが重く、全身の緊張が著しく、呼吸は極めて浅く、昼夜ともまどろみ状態で、一日十回以上の発作を繰り返し、常時のどに滲出物がゼロゼロと絡んでいる状態でした。笑顔を見せたことがほとんどなく、食事もやっと口から食べますが、食事中にタオル三枚ぐらい痰などを出す状態でした。すぐに肺炎になって入院を繰り返していました。三年間の担任としての取り組みは、まさにどっぷりと触れあう中での体を通した「静的弛緩誘導法を基礎とした」やりとりを中心として身体と心を整え、その上に楽しい活動を積み重ねるという展開でした。幸い、三年の間に、ふれていけば身体を楽にすることができるようになり、食事も比較的楽に食べることができるようになり、何よりも笑顔をよく見せることができるようになり、以前と比べるとはるかに健康的になりました。

障がいが重くても生活の質が向上することがわかります。

毎日少しづつ

ふれあい体操は毎日行うことが大切です。NPOあいの実の放課後デイサービスでは、毎回のサービスにふれあい体操を取り入れ、子どもたちの生活の質を向上させていきます。是非デイサービスのない日もご家庭でも実践してみてください。

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