平成22年9月29日 定例勉強会リポート

平成22年9月29日 定例勉強会リポート

ALS等神経難病の利用者様を支援する上での困っている点、支援の仕方

場所:あいの実事務所

講師:泉かむり訪問看護ステーション 滝坂 夏江 看護係長

今回も、先月に引き続き講師として泉かむり訪問看護ステーション 滝坂様を迎えお話をしていただきました。現場で神経難病の方たちと向き合ってきた経験から多くのことを教えていただきました。あいの実のヘルパーたちも熱心に耳を傾けて勉強しました。

参加者の声

  • ヘルパーが関わることになる食事、胃ろう、排泄について現場ならではの詳しい情報を教えて頂き、益になりました。食事介助の際のポジショニング(利用者、ヘルパー共に)の大切さや、排便後に深呼吸してもらう事等、勉強になりました。状態のバロメーター、文字盤にも各々癖があるという事も参考にしたい点です。利用者様の状態を把握する点で、毎回の記録をチェックする大切さも銘記したいと思いました。当然ですが、利用者様はプロのヘルパーさんを求めているので、より近づけるように励みたいです。
  • 食事介助についてのご講義が主で、大変参考になりました。ヘルパーのポジショニングによって、利用者様の飲み込みが良くも悪くもなるという事は重大な責任だと感じました。又、ヘルパーの記録した事によって、医療情報となり、進行の目安となる大切な情報なのだという事を聞き、記録もしっかりと書かなければと思いました。
  • むせ込みに対処する顎のライン、食器(特にスプーンに関して)の情報は良かったです。利用者様より、スプーンの角度や引き方等を言われた事がありますので、とても勉強になりました。とろみ剤に関しての情報も助けになりました。量やカロリー、栄養について注意深くする必要がある事を再認識させられました。利用者様の病気の進行と考え方、感情等の配慮についても多くの経験から教えて頂き助かりました。
  • 胃ろうでは、酸化マグネシウム(溶けにくい)が詰まりやすい事や、唾液が流れ出る時には水に溶けにくいキッチンペーパーが有効等、現場で生じる問題に上手く対処する為の必殺技満載で、勉強になりました。又、ALSの患者様の食後や排便後は血圧が下がり、注意が必要である事等の気を配るべきポイントも教えて頂き、今後のサービスに役立つ情報を沢山提供して頂き、感謝です。
  • 食事介助の際の姿勢や顎のラインをよく見る事や、こちら側のポジショニングがとても大切である事がよく分かりました。同じ目線になる事、麻痺側から介助して健側に入れてあげる事等とても勉強になりました。ターミナルケアやALS(胃ろうにされない方)の方にカロリーアップした食事をどのように準備出来るかも参考になりました。ヘルパーが書く情報がとても重要である事を再認識させられました。
  • ?診断期の利用者様の場合、身体的に僅かな段差でつまずくので注意が必要である事や、腕の力については字を書いて頂く事で判断出来る事、食事は少量しか摂取出来ないので回数を多くする事等を学びました。利用者様の体位についてお尻が車椅子に付いているか、左右のバランスやベッドの角度に注意する事を理解しました。脳梗塞で片側麻痺の人の場合、介助者の立つ位置に注意する事や、食事介助の場合は水分やカロリー摂取に注意する事等、大変勉強になりました。
  • ?診断期について、軽く息苦しくなるのは食後と排便後と教えられたので、その時は注意深く見守りながら手技を行ないたいと思います。胃ろうの方でチューブを経管食が流れなくなった事があったので、フィディングチューブの使用の仕方はこれから参考にしたいと思います。食事介助にこれから入るので座って同じ目線で介助を行なって行きたいです。
  • 有難うございました。観察する事がとても大切であり、“何となくこれで良いかな”ではなく、食事介助の際、お尻から頭の位置の体制(座位)を食べる時の口と耳に合わせ平行目線で口の中の動きを見ながら目を見る事等分かりやすくお話し下さり良かったです。まだまだ聞きたい事がいっぱい出て来ました。今後ともよろしくお願い致します。
  • 食事介助時のヘルパーの立ち位置の大切さがどれほど重要かという事が、納得のゆく仕方で教えて頂きました。私達ヘルパーが記録したものが、医療情報になるというのも身の引き締まる思いがしました。
  • 私達のヘルパーノートは看護士さんは必ず見ているという事でしたので、訪看さんにも分かりやすく書くのを心掛けようと思います。
  • 利用者様に名前等を書いてもらう事によって、字の乱れ(筋肉の衰えが字に出てくる)から本人が自覚出来るというのが大変興味深く感じました。食事介助についてやスプーンの扱い方について学ぶ事が出来良かったです。
  • ALSの方に焦点を当てて、病気の特徴や気持ちに沿う事等を詳しく教えて頂きました。何人かの利用者様と関わっていますが、ご要求の多さに直面した時は、それをどのように捉えるべきか…性格として考えるべきかと悩む事がありますが、今回の話から特徴的反応を知る事で、病気の一部として捉える事かどうかを判断するのに役立ちました。
  • 排泄や食事等私達の仕事と密接に結び付いている内容だったので、実践してみたいと思いました。普段何気なく行なっている介助でも知識があるか無いかで全然違うという事が分かりました。例えば、食後や排便時血圧が下がるのは何故か、息苦しくなるのは何故かという体のメカニズムを知っているかどうか、食事介助でのポジショニングの顎のラインはどうなっているか…。利用者様が負担をなるべく感じないようにする為に必要な知識だったと思います。そして、知識は自信に繋がるので、サービスに入る時はこのやり方で大丈夫なのだろうかと極度にビクビクしなくて済むと思いました。
  • ヘルパーの生活情報が医療情報になるので、「活動記録票」は大切だと学びました。プロとしての意識を自覚して、信頼される仕事をする意欲を持たせて頂きました。有難うございます。
  • プロとしてのヘルパーさんは何処にいますか?の質問から始まり、とても身が引き締まり、集中してお勉強する事が出来ました。無知こそ恐いものは無いというのが今回の感想です。介護者は指示通りの事を行なうのですが、ALSの患者様の情報は、現場に居る者が沢山持っています。それを見過ごすか、それとも大切な情報源として記録し時には適切な対応を取る事が出来るかは、プロとしての自覚を持っているかどうかにもよるものと思われます。勉強会の中で沢山確認ポイントを教えて頂きました。有難うございます。細かい所まで気配りの出来るヘルパーになりたいです。
  • 日頃の観察が大切で、その様子や状態をどのように分かりやすく他業種に伝えるかがとても大切だと感じました。食事の姿勢や食事の形態等、介護者は近くで接しているので、タイミングの良いアドバイスが出来たら良いと思います。身体状況の変化やスピードが様々で、ご本人だけではなく主介護者、家族等も変化して行く事や、関わるチームの連携がより大切なるという事を学びました。
  • 先月に引き続き、ALSの詳しい勉強会は大変参考になりました。今回、進行状態を詳しく説明して頂きましたので、注意点等とても参考になりました。常に命と向き合っていると聞きましたが、日々訪問していても感じます。私は若くありませんが、出来る所まであいの実の一員として頑張ります。勉強会はとても参考になりました。有難うございました。