【報告レポート】第1回プレカフェセミナー『医ケア児ママの腰痛(できれば)バイバイセミナー』が開催されました

カフェプロジェクト ブログ

多くの方の期待を背負って、2024年春に『医ケア児ママの働くカフェ』がOPENします。11/22、医療的ケア児者ママたちの就労を応援するセミナー第1回目が開催されました。

あいの実・あばいんプロジェクトの加藤です。11/22開催済みのプレカフェセミナーをレポートします。

■プレカフェセミナーって?

プレカフェセミナーの基金は、まちづくりスポットさんによる市民ファンドを活用した助成金です。あいの実・あばいんプロジェクトの企画申請により、働きたい医ケア児ママ、スキルアップしたい医ケア児者ママを応援するセミナーが実現しました。

医療的ケア児者ママの状況に配慮した3回のセミナー、1回目は『医ケア児ママの腰痛(できれば)バイバイセミナー』でした。

あいの実とつながるママたちを中心に配られたお知らせ

医療的ケア児者を休みなくケアされるママたちの多くは、腰痛や身体の痛みに悩んでいます。みんなで腰痛を少しでも予防&軽減して、お仕事や新しい活動にチャレンジしよう!というわけで、セミナーのテーマが決定しました。

会場はおなじみ『まちづくりスポット仙台交流スペース』。講師は作業療法士畑中一枝先生です。

今回のセミナー、関心を示されたママたちや申込は多かったのですが、インフルエンザや支援学校の休校でキャンセルが相次いでしまいました。出席したママは10人以下。助成金をたくさんのママたちに役立てたかった、という思いでちょっと残念でしたが、この時期のイベント、そして何事も子どもの体調次第のママたちには免れられない問題です。

■ストレッチで小さな悲鳴と笑いが!

セミナーは座学、実技(ストレッチ)、質問コーナーがそれぞれ30分づつ、計1時間半のセミナーでした。

実は座学スタート直後、周囲のざわつきがちょっとだけ気になりました。

まちづくりスポット交流スペースでは、今まで何度もママたちとイベントや茶話会を楽しんでいます。おかしいな、普段は雑音はしないのに…そう、普段は。普段の茶話会と言えば、ママたちとおしゃべりと笑い声で大賑わいで、周りの音は聞こえないのでした!

今回はセミナーですから真面目にお勉強。でしたが、ストレッチが始まると、やはり小さな悲鳴や笑い声でいつもの雰囲気に

新聞紙を丸めた棒を使いました

講師の畑中一枝先生が『若いママたちも多いのでは』と用意して下さったストレッチメニュー。決して初心者向きではありませんでした!

小さな悲鳴と笑いのストレッチ

ストレッチが終わるとみんな身体がホカホカ。質問コーナーでは、ママたちは積極的に手を挙げて発言。

テニス肘ならぬ、『シリンジ肘』の悩み。おむつ交換の負担軽減について。ケアのポジショニング。

先生のアドバイスを聞いたり、みんなの経験、アイデアを交換したり。あっという間に終了時間になりました。

■ママたち大満足!

セミナーを受講されたママの声をご紹介します。『資料がわかりやすくて教えてもらったストレッチを写真を見ながら自宅でも継続することができました。自分のためにも子供のためにも日々気をつけて生活しようと思いました。ありがとうございました』

ストレスや疲労の中でも、あいの実とつながるママたちは交流やスキルアップに積極的です。今期の助成金のセミナーはあと2回。今後はオンラインによる同時配信も検討し、よりたくさんのママたちに参加してもらう予定です。

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