あいの実のカフェスタッフが
NHKラジオ『Nandary』に出演しました
ラジオ収録現場にて。あいの実のカフェスタッフ。
2025年11月28日（金）、NHKラジオ『Nandary（なんだりー）』に、あいの実が運営する『カフェ・ドゥ・チルミル』のスタッフ2名が出演しました。収録は11月14日にNHK仙台放送局にて行われ、番組では医療的ケア児者の母たちが“働く”というテーマで語る特集が放送されました。医療的ケアの必要な子どもを育てる母にとって、夕方の生放送は時間的に厳しい。そんな事情を汲み、今回は収録で対応していただきました。
普段からカフェで接客や準備に取り組むカフェスタッフのおふたりが、就労のきっかけや、家庭と仕事の両立、そして「働くことで得られた自信やつながり」について、丁寧に語りました。
社会とつながっていると感じられた
高橋邦子さんにとって、ラジオ出演は初めての経験。テレビや新聞の取材とは違い、NHKの放送局に足を踏み入れること自体が特別な体験だったと言います。
「わあ、テレビ局だ！ わあ、報道フロアだ！ 控え室にはお茶とお菓子まで……どこを見ても感動で、ついキョロキョロしてしまいました（笑）」
収録とはいえ、番組スタッフから「30秒前！」と声をかけられた瞬間には、緊張が一気に高まったそうです。それでも、事前に「台本を読むより、自分の言葉で話してみてください」とアドバイスを受けたことで、気持ちを切り替えることができたと語ります。
「自宅やカフェでの取材なら“ちょっと待って、それナシで”とやり直しができる。でも放送局のスタジオはアウェー感がすごくて。でも、YouTube Liveの経験が役に立ったかな」
放送では、大好きな楽曲をリクエストし、その曲がどんな存在なのか、自身の思いも丁寧に伝えることができました。曲の間にはラジオスタッフから「大丈夫です！」「上手ですよ！」と温かい声をかけられたことも励みになったそうです。
また、もうひとりのカフェスタッフからも、
「しゃべっているときは自分で何言ってるかわかりませんでしたがちゃんとしたラジオ番組になっていてよかったです。カフェのことはもちろん、医ケア児ママの大変さ、大変なのに前向きで明るいんだよ、ということが伝わった気がします。放送席に座るという貴重な経験はとてもワクワクしました」
と、体験の満足感を語るコメントをいただきました。
小さなカフェから、大きな発信を
『カフェ・ドゥ・チルミル』は、医療的ケアが必要な子を育てながら働く母たちが、自分らしく社会と関わる場として誕生しました。制度の狭間で見落とされがちな“家族への支援”を、現場から丁寧に実践しています。
今回のラジオ出演は、その取り組みの一端が全国に紹介される貴重な機会となりました。放送は東北地方を中心に、インターネットラジオ『らじる★らじる』を通じて全国で視聴可能でした。
【補足情報・リンク】
- 番組名：NHKラジオ『Nandary（なんだりー）』
- 放送日時：2025年11月28日（金）17:05～
- 視聴方法：NHKネットラジオ『らじる★らじる』（※聴き逃し配信あり）
- 番組公式サイト：NHK『Nandary』公式ページ2025年11月28日 – Nandary – NHK