特定技能外国人による介護職員初任者研修プログラム第2期、無事修了― ミャンマー、バングラデシュ、中国出身の受講生4名が挑戦と成長の軌跡を語る ―

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2025年12月、社会福祉法人あいの実が運営する
『あいの実オレンジアカデミー』にて、
特定技能外国人を対象とした
『介護職員初任者研修プログラム』第2期が無事修了、
受講生へのインタビューが実現しました。

(本ニュースは報道機関向けの発表内容をもとに作成しております)

背景ー介護業界における外国人材育成の重要性

2025年、厚生労働省は条件付きながら特定技能外国人による訪問介護への参入を容認しました。深刻な人材不足への対応が急務とされるなか、外国人材が現場で活躍するには、介護職員初任者研修の修了や専門用語の理解が不可欠です。

※特定技能外国人:『特定技能』は2019年に創設された在留資格で、介護・建設・農業など14分野の人材不足を補う目的で、一定の技能と日本語能力を持つ外国人に就労を認めています。

あいの実オレンジアカデミーでは、外国人受講者の特性や日本語レベルに合わせたサポート体制を整備し、学びの機会を提供しています。

ミャンマーから来日したばかりの受講生

第2期の受講生たちー多国籍4名が修了

今回修了したのは、以下の4名の受講生です。

エー サンダー トゥーエーさん(24歳・ミャンマー)
エー エー トゥーさん(26歳・ミャンマー)
モッラ エムディ ハサンさん(31歳・バングラデシュ)
ジョ デンミンさん(46歳・中国)
中国人受講生のジョさんは日本での生活が長く職歴も豊富。介護への転職を決意し、研修に参加。

ミャンマーから2025年11月末に来日したばかりの2人は、「研修は難しいこともあったけど、面白かった」「日本語は、話すのは大丈夫。でも仕事で聞き取れるかが心配」と笑顔で語ります。

お互いの実技を見て学ぶ受講生たち

受講生インタビューーバングラデシュ出身・ハサンさん

日本語も流暢なハサンさん(31)は、特定技能ビザで来日し、既に現場経験も豊富。さらなるスキルアップを目指して初任者研修に参加し、優秀な成績で修了しました。

彼のレポートには、母語が非漢字圏であるにも関わらず丁寧に綴られた漢字が並び、介護への強い思いと努力の跡がにじみます。初任者研修修了間際に、ハサンさんへのインタビューが実現しました。

ハサンさんの目指す介護福祉士は、介護系資格のうち唯一の国家資格。外国人受験者の合格率は3~4割程度。
あいの実:介護でうれしいことは?
「利用者様が心から“ありがとう”と言ってくれる時。とても、うれしいです!」

あいの実:介護で大変なことは?
(しばらく考えてから)「利用者様が重たい時は、少し大変です。でも頑張れば大丈夫です」

あいの実:介護で大切だと思うことは?
「利用者様をよく見ることです。状況や状態をよく見て、その人に合った介護をします」

あいの実:初任者研修で難しかったことは?
「テキストやテストに出てくる専門的な言葉が、難しいです。私たちは、日本の生活やコミュニケーションのための日本語は話せますが、介護の専門用語は勉強しないとわかりません。あいの実の研修、外国人のお友達に勧めますよ」

あいの実:ありがとうございます!これからも、日本で介護を続けたいですか?
「はい、介護を続けて、将来は介護福祉士にもなりたいです」
ハサンさんのレポート。母語が非漢字圏の外国人にとって、漢字の習得は特にハードルが高い

オレンジアカデミーー異文化の中で学び合うメリット

初任者研修では、日本の制度に加え、社会や文化への理解と適応も求められます。受講生たちは互いの国の介護観や背景を尊重しながら、日本の介護を真摯に学び続けました。

休憩時間には、学んだ内容を振り返り、現在の状況や将来の目標を語り合い、励まし合う姿が見られました。「ありがとう」が何よりもうれしい、「人の役に立ちたい」という純粋な想いが、国や言葉の壁を越えて響き合い、学びの推進力となっています。

あいの実オレンジアカデミーは今後も、外国人介護人材が安心して学び、力を発揮できる環境を整え、地域福祉の未来を担う人材の育成に力を注いでまいります。

あいの実オレンジアカデミーや外国人向け初任者研修についてはこちらから

団体概要

法人名:社会福祉法人あいの実
所在地:宮城県仙台市
代表者:理事長 乾 祐子
設立:2021年(令和3年)
事業内容:重症心身障害や医療的ケアを必要とする方々への生活介護、短期入所、居宅サービス等の福祉事業を展開。地域に根ざした支援と、家族に寄り添う取り組みを続けている。

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