(READYFOR活動報告より)
ライターの加藤です。
「カフェの声」シリーズ、続けてお届けします。今回は、はーちゃんです。
こんにちは、はーちゃんです。 私は、脳性麻痺で寝たきりの8歳の娘を育てています。
娘中心の毎日を過ごす中で、「自分の人生」はもうないのかもしれないと思ったこともありました。
そんな私がチルミルで働き始めて、「お母さん」だけではない自分を少しずつ取り戻せました。
誰かの役に立てることが嬉しくて、自分にもまだできることがあるんだと、自信を持てるようになりました。
今、娘は気管切開の手術を控えて入院しています。思うように出勤できない日が続いていますが、事情を理解し支えてくれるスタッフのおかげで、安心して娘に向き合うことができています。
皆さまからの温かいご支援が、私たち家族や、同じように医療的ケアが必要な子どもを育てる家族の力になっています。本当にありがとうございます。これからもカフェで皆さまにお会いできることを楽しみにしています。

はーちゃんがこのメッセージを残してくれた直後、娘さんは手術を迎えました。
はーちゃんはしばらく付き添いやケアでお休み中。
手術は無事終わり、カフェスタッフ一同ほっとしています。
スタッフの子どもたちは、皆それぞれ検査や入院、手術を繰り返しながら成長しており、カフェでは情報交換や相談が自然に交わされます。
5人のママが集まると、経験は5人分では終わりません。
教科書のない課題に、それぞれが経験やアイデアを出し合うことで、一人では見つけられなかった解決策や希望が生まれています。
そしてそれをもっと多くの医ケア児ファミリーと分かち合うのが、仙台市と協働のピアサポート事業「ほのぴあ」です。 若くて行動力のあるはーちゃんは、ピアサポート事業の運営や実務面でも活躍しています。


私たちは、医療的ケア児を育てるママたちの中に、たくさんの可能性があることを知っています。
子どもの入院を乗り越えた経験。
制度を調べた経験。
相談先を探した経験。
誰かに支えられ、誰かを支えた経験。
チルミルがこれからも、みんなが経験を持ち寄り、
「こういうこともできるよ」
「こうすればできるよ」
そんな可能性を、一緒に見つけていける場所でありますように。
次回は「カフェの声」シリーズ最終回。 店長・まーちゃんからのメッセージをお届けします。
ーともに、次の景色へ。
Words by Kana Kato (SWC Ainomi, Sendai Avain Project) / Cafe de Chillmill Staff